柱修繕工事

教育施設の園庭に設置された遊具の柱修繕工事を行いました。

立派な柱も外部で長年雨風にさらされ、腐食が進んでいます。

丸々柱一本を交換する事が難しいので、下部の木を継ぎます。

土に接する部分は支柱と一体になった基礎ブロックで補強します。



仕口をあいがきにするそうですが、大工さんの手刻みの仕事風景は見れず、残念ながら今回の役割はここまででした。

掘削は地味な作業の割に大変ですが、子供たちが安全に楽しく遊ぶ姿を思い浮かべ、隣で倍以上の働きっぷりの大工さんを見て、非力ながらも乗り切りました!


園では卒園式が行われていたので、きれいに仕上がった遊具で遊ぶ日には新年度を迎えているのでしょう。待ち遠しいです。

小さなお子様が遊ぶ園庭での工事にご協力頂きました先生の方々、ありがとうございました。



話は変わり、

土に直接接している部分の腐食が一番大きい柱の底が見えます。

朽ちた部分を取り除いたところ、芯の部分は固くしっかりと残っていました。

以前専務から、芯材は硬質なので虫害を受けにくく、芯は残ると聞いた話を思い出しました。

1本の木から一本しか取れない貴重な材料なので、コスト面からも構造に集成材を採用した住宅が増えているそうですが、芯材に比べたらシロアリに弱いのは確かですね。


機会があれば、集成材の柱にはどれくらい赤身が含まれているのかと、芯材との費用差も気にしたいと思います。