朝の出発から、何となくエンジンがかかっているような、緊張感のある空気を感じます。
風がないので、大きなクレーンで吊上げる上棟には良い日のようです。
まずは番付けされた柱を配置します。
バランスの良い持ち方を教えて貰い、安全第一で邪魔にならないよう配慮しながら、無理のない範囲で手伝わせてもらいました。
クレーンで上げるような大きな構造材はかなりの重量があるので扱いに気をつけないと危険です。
その一番危険なポジションは棟梁を中心に、大工さん達は流れが止まらない用、クレーンに合図を送り要所に配置したり、下で柱を配りながら金物をしめる作業に徹しています。
そんな中、自分で危険に気がつけない私は柱運びと金物を渡す以外は近寄らないようにしていました…
大工さんたちが無駄動く中、私にできる事はそんなもの。
状況によると思いますが、1人のどんな頑張りより多くに迷惑のかかる事故への配慮が第一です。
社長にも念を押されているので、安全に無事進めたらヨシでしょう。
…そんなことより‼
棟梁は建物の材料、順序、形を網羅しているだけでなく、大工さん達の動きを見て雰囲気もつくり出す姿は花形であり裏方でもあり、すーっっごくかっこよかったです。
大きな建物を造るのに軽快さを感じるチームワークに、他の大工さんも力強さとか躍動感を感じました。
土台だけだった場所に1日で建物の形ができました。
端くれでも参加できた喜びを胸に、明日の上棟も全体を見れるよう気を抜かずに迎えたいと思います。
感謝。